未接種婚活パーティー in 神戸

きのう神戸某所で未接種婚活パーティーを主催してきました。
参加資格は、コロナワクチンを打っていないこと。もうひとつ、今回は年齢をアラフォー(35~44歳)を対象とした。
僕の記事内でパーティーの告知を出したところ、女性は半日で、男性は1日で予約が埋まった。
https://note.com/nakamuraclinic/n/nbcc337df7d34
このスピードには驚かされたけれども、これが世間の声なんだと思う。つまり、独身の未接種者は未接種のパートナーを熱烈に求めている
講演会の参加者とか患者からよく言われる。「未接種婚活、またやらないんですか?東京でも企画してください」「うちの娘を参加させたいのでお願いします」
また検討しますね。

今回のパーティーを主催するにあたって、ある人がアドバイスをくれた。20年以上にわたり結婚をサポートする業界で働いてきた人で、婚活の表も裏も知り尽くしている。
「まず未接種であるという時点で、これは同じ趣味の人が集まってるのと同じ感覚だから、打ち解けるのも早いでしょうしマッチング率も高いでしょうね。
ところで、先生、今回のパーティー、マッチングはやりますか?」
マッチング?
「たとえば会の最後に、好意を持った異性の名前を紙に書いてもらって、それを集計して、男女の思いが一致すれば、めでたくカップル成立。それがマッチングです。
普通の婚活パーティーならマッチングは必須です。僕はこの業界に長くいましたから、出席者の心理はもちろん分かります。コミュニケーション能力が高くて好みの異性にガンガンアプローチできるような人は、そもそもこういうパーティーには来ません。さっさと結婚しています。出会いの場がなかったり内気でシャイだったり、なかなかお付き合いまで至らない。そういう人が婚活パーティーに来ます。だからマッチングは必須です。そこまでお膳立てするのが僕らの仕事です。
先生が今後、未接種婚活をビジネスとしてやっていくなら、マッチングは必要です。でも1回限りの単発なら、なしでもいいと思います。
こういうパーティーは、中村先生がやっていることに意義があります。婚活事業者ではなくて、『ワクチンは危険』と一貫して主張してきた第一人者が主催している。これほど説得力のある主催者は、先生以外にあり得ない。未接種婚活パーティーをやってる業者はいくつかあるでしょうが、どんな大手であっても、この点では先生に勝てないですよ。
先生がその気になれば、全国展開すればいい。各地に支部を作って、幹事を置いて、ってやっていけば、相当伸びると思います。業者としては未接種婚活だけではやっていけない。今は国民の8割が打ったわけだから。でも2割は未接種。ニッチだけれども、とても強い志向(『パートナーは絶対未接種がいい』)を持っています。ここに先生が出て行けば、成功することは見えていますよ。
先生、僕の予想ですが、今回の未接種婚活、きっと盛り上がると思います。ただ、マッチングをやらないということであれば、結局最後、フィニッシュまで持っていけない。クロージングできない。そういう人が複数出ると思います。仲良くなって、いい感じにはなるけど、『次どこ行こうか』というところまで持っていけない。先生、確認しておきますが、自分で結婚相手を見つけられる人は婚活パーティーには来ません。でも、今回はそういう人も多く来ています。あぶれる人を救済しないといけない。そういう配慮は忘れないでください。
あともうひとつ。善良な参加者ばかりではありません。悪意を持っている人もいます。これは男に限りません。女にも悪い奴がおるよ、先生(笑)男はそういうのに引っかかる。引っかかりたくなるんです(笑)
婚活事業というのは、本気でやるだけの価値がある仕事です。結婚は大事です。将来を過ごす伴侶を見つけて、子供まで作るんだから、これほど大事なことって他にありません。先生が本気でやるのならサポートしますよ」

さて、昨日のパーティーについて。
乾杯の音頭をとって、僕はこんな話をした。
「国民の8割が打ちました。みなさんは2割。少数派です。この場にいる全員が未接種という、確率的には通常あり得ない空間が、今ここにあるわけです。チップチェッカーを持っている人は起動してみてください。反応ひとつ出ませんよ。
異性の出会いの場として、この会を主催しました。でも、それだけではなくて、未接種者同士がつながる社交の場になれば、とも思っています。男性同士、女性同士で連絡先を交換してもらってもかまいません。有意義な会になれば、と思っています。それでは乾杯!」

会は大いに盛り上がった。僕自身、いろんな人と話せて楽しかった。
ただ、盛り上がるだけで満足してちゃいけないんだよね。主催者としては、カップル成立させて初めて成功だから。
結局、マッチングはしなかった。気になる異性の番号を書いてもらって(複数可)、連絡先を教えていいか本人の確認をとり、そこから先のやりとりは本人たちに任せる、という形式をとった。
いろいろ考えたんだよ。ねるとん式もおもしろいかなって。男女一列に並んでもらって、男から告白させる。好意を持った女性の前に走って行って、手を指し出す。「第一印象から決めてました。よろしくお願いします」そこで別の男が叫ぶ。「ちょっと待ったー!」
小学生のとき土曜の夜に見ていた番組だけど、30年後、自分が石橋貴明の役回りをするとは夢にも思っていない(笑)
パーティーとしておもしろいし、何組かカップル成立すると思う。でも空振りに終わる男女も出てくるだろうから、そういう人には気の毒よなぁ。

会が終わって、妻がこんなことを言っていた。
「思った以上にレベル高かった。男性も女性も。みんなきちんとしていて、変な人がいなかった。打ってないっていう、その時点で情報リテラシーが高いし、自分のなかの芯を持っていると思う。会社とかのプレッシャーに負けずに非接種を貫いたわけだから。
今回の参加者は、いわば1期生。またこのメンバーでパーティーをするのはどう?うちでバーベキューをするとか」
えらく気に入ったようだけど、やりすぎだと思った。
「いや、また同じメンバーでパーティーってあり得へんでしょ。気に入った人同士、連絡先を交換するわけだから、そこからは各自勝手にやっていくって。俺らが出しゃばる必要ない」
「でも、みんなサポートしてあげたい」
「連絡先を教えないってなったらどうするの。そういう二人がまた顔を合わせるって、気まずいやん」
と、言葉では妻の意見に反対しながらも、内心では共感していた。
そう、不器用な人が多いだろうから、もう一回同じメンバーでパーティーをする。そういうのも意外にありかもしれない。

ちょっとした好奇心から、聞いてみた。
「今回の男性8人。お前なら誰を選ぶ?」
意外な答えだった。「どういうところがいいの?」と重ねて聞くと、
「しゃべりがしっかりしてる。頭のよさがにじみ出てる。間違いなく仕事できる人」
実際その男性は、かなり多くの女性から連絡先を求められていた。
アラフォーの女性というのは、観察眼がすごいね。パーティーの短い時間で、相手のスペックを見抜かないといけない。20代の女性なら「かっこいい」とかルックス重視の人も多いだろうけど、アラフォー女子はもっと別のところを見ているんだな。

『金目当てで結婚する女。美人だからと結婚する男。どちらも最終的には幸せにならない』

男はアホやから、40になってもいくつになっても、『美人』っていう要素以外見ない人、けっこういると思う(笑)

「人の脳が処理できる情報の数は5~9個が限界。それ以上は脳の働きが鈍り何も選べない」
選択肢は多ければ多いほどいい、ではないんです。多すぎては考えることができなくなって、選べない。人間はそういうふうにできているんですね。
ということは、今回、8人の中から選べるようにしたのは、絶妙の数だったということになる。

本当にカップル成立して欲しい。
めでたく結婚となれば、仲人でも何でもやりますからね(笑)

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