【症例】55歳男性
【経過】2021年6月30日にファイザー社製コロナワクチンを接種した。接種後すぐに体調不良が出現し、同居の兄に「なんかしんどい」と言い出した。兄は病院受診を勧めたが、弟は「まぁ寝とけば治ると思う」と横になって寝た。
翌日症状はさらに悪化し、気分不良から水も飲めなくなった。安静にして様子をみたが、3日経ってもまったく改善しない。それどころか呼吸がおかしくなってきたため、兄がすぐに救急車を呼び、そのまま入院となった。
輸液などの処置を受けたが呼吸状態が改善しないため、入院した翌日にはICU(集中治療室)に移ったが、血圧低下に伴い意識レベルも低下し、その次の日(7月9日)には死亡が確認された。
【死因】急性肝不全
なお、遺体は死亡の翌日(7月10日)にはすぐさま火葬となった。
お兄さんの話
「弟には持病も何もありません。元気そのものでした。ワクチン接種後に急に体調がおかしくなって死んだんです。ワクチンが原因としか考えられません。
私と弟は、同じ医院で一緒にワクチンを受けました。それで私も体調を崩していました。そのせいで弟が亡くなったときは何も考えられなかったのですが、今思うと、亡くなった翌日にすぐ火葬っておかしくないですか?病院にそのことを聞きました。「急性肝不全って本当ですか?なぜもっと詳しく調べないんですか?解剖も何もなくすぐに燃やしていいものなのか?」と詰め寄りましたが、「規則です」の一点張りで、まともに答えてくれません。
懇意にしている葬儀屋に聞いたら、火葬場はこの数か月尋常じゃない忙しさで、火葬が1週間待ちになることもざらにある。すぐに燃やすというのはあり得ない、と。ますます怪しいと思いました。証拠を隠すためにすぐに焼いたのではないか?
私としては、すべてをはっきりさせたいんです。
金銭的な補償が欲しいわけではありません。ただ、国や病院に認めて欲しい。そうでないと、あまりにも弟がかわいそうで。。。
弟は嫁さんに先立たれて、ずっと孤独でした。子供もいません。ワクチンを打って、あっさりとこの世から消えてしまった。何のための人生だったのか。そういうことを思うと、せつないような、虚しいような、たまらない気持ちになります。
集団訴訟をするのであれば、ぜひ私も声を上げさせてください。弟の無念を、少しでも晴らしたいんです。
私もワクチン接種後から体調不良がずっと続いています。胸痛、倦怠感、発熱、呼吸のしにくさが消えません。弟が感じた苦しさと同じだと思います。この症状がもっとひどかったせいで、弟は死んだんだろうなと。
先日、ワクチン接種をした医院に行きました。ケンカする覚悟で院長に言いました。「弟はあなたが打ったワクチンのせいで死にました。どう責任をとってくれるのか?」
「責任?」院長は鼻先で笑って、「事前に本人が承諾書にサインしています。こちらには一切責任はありません」
何も言い返せませんでした。いったんサインしてしまったら医院を責めることはできないのか。もう、悔しくて悔しくて。
帰ろうとする私の背中に院長はこう言いました。「3回目はどうしますか?うちで打てますよ」
手に持っているカバンを床に叩きつけようかと思いました。頭が真っ白になるような、絶望的な気持ちになりました。
この医院は、院外にわざわざ仮設テントを張って、そこをコロナワクチン接種会場として、多くの人に打ちまくっています。テントの前には行列が並び、私や弟もかつてその行列に並んでしました。
なんというか、すべてが悪い夢のようです。
ろくな事前の説明もなくワクチンを受け死んでしまったこと。「急性肝不全」なんていう突拍子もない死因になっていること。死んだ後すぐに火葬されたこと。
おかしなことばかりで、一体何に対してどう怒ればいいのか、分からないような状態です。
弟の無念を晴らしてください。
繰り返しますが、お金じゃありません。ただ、納得したいんです」
お兄さんの怒りは明確である。集団訴訟をするとなれば、名前と顔を出す覚悟がある。僕がこの記事を書くにあたって、弟さんが死亡した病院の名前を出すことについても許可を得ている。
しかしこの死亡診断書には驚いた。「急性肝不全」というデタラメな死因もそうだが、そもそも死亡診断書の書き方自体がなっていない。空欄は斜線で消すとか、法医学の授業で習った基礎がまったく抜け落ちている。
遺体をすぐに火葬した点も不可解だ。「規則だから」という主張だが、どういう規則だろう。病院に聞いてみたい。
接種医の傲慢もやりきれない。「本人が事前にサインしたんだから、死亡しようがどんな副作用が起ころうが、打ち手の側に非はない」この論理で押し切ろうと思っているようだが、こんな理屈が本当に通るのだろうか。
「ワクチンを打て」という国の命令。その命令を忠実に実行する手足としての病院や医院。そして、副反応などの問題が起こったとき、それをオープンにするのではなく、もみ消そうとする隠蔽体質。
すべてが間違っている。ボタンの一段目から掛け違えているせいで、もはや混乱の収拾がつかなくなっている。国、厚労省、ファイザー、病院、医院、接種医など、登場人物全員悪人といった様相である。しかし裁判をするとなれば、一体どこを訴えればいいだろう?弁護士の言葉を思い出す。
「国賠訴訟もひとつでしょうし、予防接種法に基づいた救済措置を求める方法もあります。あるいは、ワクチン接種による健康被害を刑事事件化して訴えるのもひとつでしょう。国賠は原告側が因果関係を証明する必要があり、ハードルは高いです。
接種医を訴える、というやり方は一考に値します。ワクチン接種事業という巨大なモンスターがいるとして、モンスターの動きを止めるのに、頭を打ちぬく必要はない。手足にダメージを与えるだけで動きが鈍るものです。接種医は、まさか自分が訴えられるとは思っていない。実際に訴訟を起こし、これを広く知らしめれば、多くの接種医に気付かせる一助にはなるでしょう」
そう、広く知らしめることが重要である。
国や医者には期待せず、さっさと皆が気付いてしまえばいい。ワクチン接種事業自体は存続していたとしても、全員がワクチンの危険性に気付けば、接種会場は閑古鳥で、事実上の接種中止の形になるだろう。
映画「ワクチン後遺症」。できるだけ多くの人がこの映画を見るといい。気付いている人は、気付いていない人を何人か捕まえて一緒に見に来てください。3月30日、姫路で上映が行われます。近くにお住いの人はぜひ見に行きましょう。