発達障害からの回復

8歳の男の子が発達障害を主訴に2023年6月30日当院を受診した。
母親が語る。
「1歳半検診で言葉の遅れを指摘されて、ひょっとしたら、と思いましたが、検査を受けてはっきり発達障害と診断されたわけではありません。ただ、特別支援センターで説明を受けて、恐らくそうなんだろうなと。
普通学級で生活していますが、週1回通級に行っています。同級生とのコミュニケーションは以前よりはとれるようになってきたけど、担任の先生からみると、2年生としては言葉の理解が乏しいと指摘を受けました。
あと、言いたいことが通じなかったときにイライラしてかんしゃくを起こします。暴力は出ないけど、カッとして大きな声が出たり。
そういう症状が改善できればと思って伺いました」

食事は甘いものや小麦を避けるなど気をつけている。コロナワクチンは本人を含め家族は誰も受けていない。とてもしっかりしたお母さんという印象を受けた。
「小児の定期接種ワクチンは?」
「全部受けさせてしまいました。4種混合とか」
言葉に後悔の色がにじんでいる。
僕は自閉症含め発達障害、知的障害の大半はワクチンが原因だと考えている。しかし、こういう、すでに“分かっている”お母さんに対しては、過去の非を責めない。僕がわざわざ言わずとも、お母さん自身が死ぬほど後悔しているものだから。ただ「これからは打たないでくださいね。インフルとかも含めて」程度の注意にとどめておく。

食事については、すでに僕のほうから指導すべきことはほとんどない。ただ、いくつかオススメの食材を伝えた。

まず、ヤマブシタケ。
スーパーで普通に売っているけれども、季節を選ぶ。旬でないと流通していない。

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売ってなければ、ドライをどうぞ。

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水で戻して、味噌汁にでも入れて食べるといい。
あるいは、キノコが苦手という人は、サプリもある。英語でlion’s maneと検索すると複数の商品が出てきます。
過去記事で統合失調症に効くとして紹介したことがある。

結局ヤマブシタケに限らず、キノコにはベータグルカンが含まれていて、それがいい仕事をするんだと思う。
そういう意味でいうと、ベータグルカンのサプリも悪くない。

世の親は、我が子が知的に優秀であることを望むものだ。「頭のいい子であって欲しい」と。
そんな親御さんに朗報です。子供の頭がよくなるサプリがあります。
クリルオイルです。
これについてはやはり過去記事で紹介しました。


石黒先生が「我が子にひとつだけサプリを飲ませるならこれです」と、クリルオイル一択だと。

「我が子にひとつだけサプリを飲ませるなら」の問いに対して、僕なら当然、アサイゲルマニウムと答える。
ゲルマはきっと、この8歳の男の子にも助けになるだろう。
あと、ヨウ素もいいよ。1日1、2滴とかごく少量だけ飲んでごらん。

タラ肝油もいい。脂溶性ビタミンの補給源として理想的だよ。あと少量ながらヨウ素も含まれている。
ただし、肝油ドロップは無意味だから気を付けて。

2023年8月18日再診
「落ち着きました。先生は『数日してじわじわと効果が出る』と言っていましたけど、そんなことはありません。初めて飲んだその日から、すぐ落ち着いて、イライラしなくなりました。
散らかってる部屋を自分で片づけたり、自分から机に向かって宿題をするなんて、一体この子は誰の子なんだと思ったほどです(笑)
最初は本人、酸っぱいって言って少し嫌がりましたが、今では自分から飲みます。私が忘れていてもこの子が忘れません。

学校から『基礎学力をつけたほうがいい』と言われて、1か月ほど前から公文に行き始めました。毎日算数と国語をしています。やる前は、毎日取り組めるかどうか分からなかったけど、毎日やっています。
このあたりも、ちょっとした奇跡です。以前なら絶対やらなかった。1回、2回、いやいややったとしても、毎日続くなんてあり得ない。めんどくさいことはやらない子なので。でも、今、毎日取り組んでいます。

落ち着いたことが一番大きいですね。自分のなかの怒りとか、イー!っていうかんしゃくが、ちゃんとコントロールできるようになったみたいです。
以前は、弟とのケンカが激しくて、お互い叩いたりして、行くところまで行かないと終わらなかったのが、今は制止がきいて、兄として自分が妥協したり、おりることを学んだような感じです。
びっくりしています。この子はこんなにも”大人”になれるのかと。

すすめられた食材やサプリは極力とりいれています。
あと、オリゴスキャンで重金属が高かったので、調理器具を変えました。鍋とか炊飯器とか。鍋でお米を炊くようになって、お米がおいしくなりました。

7月末にピアノ教室の発表会がありました。丸一日朝から晩まで缶詰で、他の人が演じているときには退屈したりもうすぐ自分の出番かと思うと緊張したりして精神的に不安定になるはずのところ、ものすごい落ち着いていました。この子よりも私のほうが緊張して不安定でした(笑)
待つときには待って、演じるときには演じる。めりはりがきくようになりました。
ここを受診して以後、この2か月、この子の変化を見て、親として感心しっぱなしでした」

人生が好転した2か月やね。今後もっとよくなっていくと思うよ。

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