マスクは無意味

4月1日から5類に格下げ。産経新聞のスクープですね。
ようやくかぁ、と思いました。ただ、その2日後には、

あれれ、4月1日からだったのが、4月下旬からになっちゃった。残念だなと思っていたら、さらに5日後には、

5月8日から。何かズルズルと遅らせている。どういうこと?岸田総理の言葉としては、「原則この春に5類とする方向で専門家に議論していただきたいと考えているということを明らかにすることを確認した」とかさ、

いかにもお役人らしい持って回った言い方で、責任とりたくないんだろうね。
そりゃそうだろう。これまでの政府のスタンスなら「3か月先の感染状況は読めない。引き続き2類として、皆さん感染拡大防止に努めていただきたい」みたいになってたはず。ところが、3か月先に5類に格下げすると明言した。この事実からだけでも分かるだろう。今回の騒動が「政治」だったことが。

アメリカでは5月11日にコロナが終わる。日本と近い日付だけど、偶然?そんなわけない。共通のところから指示が出てるんでしょ。分かりやすいよね。
おもしろいなと思ったのは、

5月19日から広島でG7サミットがある。自民党内に「記念撮影のときマスクだと世界に笑われる」との声があって、それで厚労省が動いたと。
バカな政治家、バカな役人、バカな国民。コロナが終わらないのは、三者の共犯のせいだろうね。一方的に「国が悪い」ではないからね。ほら、そこのお前だよ。どこに行くにも延々マスクしてるお前のせいでコロナが終わらないんだよ
しかし「世界に笑われる」という羞恥心を持ち合わせた政治家がいて、まだしもよかった。この国は外圧とか、外からのプレッシャーがないと自発的に変われない国だから。情けないことだけど。

5月8日以降、マスクは屋内外とも「個人の判断に委ねる」ということになった。これもおかしな話だけどね。これまで、「お願い」という形でほぼ強制的にマスクを着けさせておいて、それが「5月8日からはご自由にどうぞ」なんだからさ。「5月8日から感染様式が変わるウイルス」なのか、「5月8日からマスクが無効化する」のか、国はひとこと説明する義務があるんじゃないの?これまでどういう根拠でマスクを「お願い」してきたのか。また、どういう理由で5月8日以降は「外してオッケー」なのか。
この3年間、さるぐつわみたいなマスクを強要しといてさ、それ相応の理由があったわけでしょ。でも「もうしなくていい」っていう。説明してもらわないと困る。国民は簡単に納得しちゃいけないよ。実際、

日本医師会は、コロナが5類に移行した後も「医療機関や介護施設では引き続きマスクが必要」と表明している。
国がこれまでマスクを推進してきた根拠、これから外してもいい根拠、これらがあやふやだと、マスク茶番が延々続くことになる。
しかし日本医師会のバカっぷりには脱帽する。

コクランのレビューが「マスクは無意味」と結論している。エビデンスレベル(学術誌のインパクトファクター、RCTの系統的レビューであること)を考えると、これ以上の議論の余地はない。マスク議論はもう終わりです。

医者というのは、基本的にEBMにもとづいて仕事をするわけでしょ?その医者集団である日本医師会がコクランの結論を無視して、「これからもマスクはずっと必要」ってさ、医師会ってバカなの?

「マスクはパンツ」とか「マスクはワクチン」って言ってた御用がいたけどさ、バカ学者の罪は重いよ。
こういう人が自分で勝手にそう思っているだけならいい。でもその考えが、公共の電波に乗って増幅され、1億人の脳裏に刷り込まれた。結果、哀れなマスク羊が量産されることになった。
一応学者の矜持が残っているのなら、国民の前に出て説明して欲しい。上記のコクランのレビューを読んで、その内容を踏まえたうえで、2020年にマスクを推奨した自分の言説が正しかったのかどうか、釈明してください。

こういう「清算」は、あちこちの場面で必要だと思う。僕らの社会は、コロナ騒動で深く傷ついた。傷は「放っておいても治るだろう」という楽観的な見方もある。でも、そうじゃないかもしれない。たとえば、

ある新聞社がアンケートで「5類になったらマスクを外すか」と聞いたところ、「外す」と答えたのはたったの19%だった。
わかりますか?たったの19%ですよ。5月8日以降も、8割の国民はマスクを外さないんです。これが僕らの負った傷の深さです。「放っておけば治るだろう」では、恐らくうまくいかない。
根本的な治療のためには、マスクを推進した学者たち(=「戦犯」だと思っています)に、改めて表舞台に出てもらって、釈明してもらう。それが一番効くんじゃないかな、という気がしています。

マスクをすればバカになる

これ、本当ですよ。僕の意見じゃありません。学術論文の示唆する結論です。どういうことかというと、

コロナ禍でもチェスの国際大会が行われていたんですね。で、その大会には、「マスク着用義務あり」と「義務なし」の二通りがあった。つまり、チェスをプレーしているときに、マスクを着けていた人と、着けていなかった人、二通りいたわけです。マスク着用者、非着用者で、手の質がどう変わるか、それを分析した研究です。チェスは、今や人間よりもAIのほうがはるかに強いから、AIを使って「手の質」を客観的に数値化して評価できるわけです。どんな結果が出たと思いますか?
【結論】マスクを着用したプレイヤーでは、手の質が3分の1標準偏差値程度低下した。つまり、各プレイヤーが最善手を指す確率が29%から21%に低下した。また、悪手を指す確率も上昇した。マスクはパフォーマンスの低下をもたらす。その影響は特にチェスなどの高度に知的な思考を必要とする競争的環境において顕著である。

これ、チェスを対象にした研究だけど、恐らく僕らの社会全般について言えると思う。あるサラリーマンが何らかの決断を下すときに、マスクをしているかしていないか、つまり、脳が慢性的な酸素不足になっているかいないかの違いによって、決断の質が変わってくるはずです。
マスクのせいで個々人の判断の質が低下しているとすると、社会全体の判断の質も低下している。世界中でマスクを続けているのは日本だけだから、バカな判断しかできない日本が衰退するのは理の当然です。

気付いている企業もある。社長が偉いよね。こういう企業は伸びると思う。マスクをしていては社員同士がお互いの顔を認識できない。コミュニケーションの質が低下するのは当然だし、創造性とかアイデアも出にくくなる。
僕の身の回りでも、できる人、優秀な人はノーマスクが多い。マスクの有害性に本能的に気付くんだよ。「酸素が欠乏して、、、」みたいな生理学的な話じゃなくて、もっと直感的に、「こんなのしてたら人生の質が低下してしまう」って。
ちなみに、上記の研究でも同じような結果が出ている。つまり、「マスクの影響はトッププレイヤーほど大きく、質の低いプレイヤーでは有意差がなかった」。優秀な人ほどマスクの悪影響が出やすく、そうじゃない人は大して影響しない、ってことです。「マスクはバカにお似合い」という強烈な結論が出てしまったわけです(笑)

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