『26世紀青年』(原題はIdiocracy(バカによる支配))っていう映画がある。コメディ調のSFなんだけど、一抹の真理を含んでいて考えさせられた。主人公は平均的なアメリカ人のジョー。軍の極秘プロジェクトで冷凍保存されて、目覚めたのが西暦2500年。IQの高いインテリ夫婦は何事も計画的で、当然子供を作ることにも非常に慎重で、そういう夫婦の間に赤ちゃんは滅多に生まれない。一方IQの高くない夫婦は子作り大好きで、まるで動物のように「産めよ増やせよ」する。そのため人類の知能低下が急激に進み、結果、500年経った西暦2500年には人類にはバカしかいなくなった。そんな時代に冷凍保存から復活した平均的なアメリカ人ジョーは、そのあまりの”天才”ぶりに周囲から畏怖、迫害されていく。
ぶっとんだ筋立てのコメディ映画だけど、笑いだけじゃない。かなり重い今日的なテーマを含んでいる気がした。というのは、「本当にこんな未来になりかねない」という予感があるから。
環境要因(添加物、農薬、ワクチンなど)が脳神経系に影響することで、各個体の知能レベルが低下するのはもちろんだけど、その毒性が世代を超えて受け継がれれば、人類の総合的な知性が低下するという事態も十分あり得ると思う。
というか、あのワクチンを国民の8割が打ったという事実そのものが、日本人の知能低下の傍証になってるんじゃないかな。そして、ワクチンによってさらにIQが低下するという悪循環、、、
以前、未接種婚活を主催したことがあって、今でも連絡をとっている参加者がいる。参加者の一人(女性)とメッセージのやりとりをした。
「あのパーティーがきっかけで○○さんと連絡をとっています。でも恋人というか、共通の趣味を持つ友人という感じです。
私は婚活パーティーは人生で初めてで、普段から一目惚れはしないほうなので、1回会っただけで判断はできません。すぐパッとくっつく、みたいなことができなくてすいません。
個人的な話ですが、すでに資産構築はできているので、生活のために労働する必要はありません。だから暮らしを支えてもらうための異性も必要としていません。同じ意識で話せる人が欲しいのであって、恋愛を楽しむだけの彼氏を探しているのではないんです」
しっかり者の女性だということは分かる。すばらしいことだ。地に足の着いた男と女が結ばれてこそ安定した家庭ができる。どちらか(あるいは双方)が依存的では、関係性は安定しない。でも、この女性、しっかりし過ぎてるんじゃないかな。「若さはバカさ」で、20代で何も考えずに勢いで結婚して、未熟な二人だからケンカとかしょっちゅうしながらも何とかお互い妥協して結婚生活を維持していく、みたいなカップルが世の中には多いと思う。というか、世の中の大半はそんなバカ同士として夫婦をスタートしたんじゃないかな。でも、この女性は仕事を通じてバリバリ稼いだり人間的に成長していくうちに、ふと気付いたら独身のままアラフォーになった。もはや20代のような衝動的な恋愛はせず、相手を冷静に見る。あらが目について仕方ない。知性が高くて経済力もある。バカなふりして男に媚びる、なんてことはしないし、する必要がない。
上記の『26世紀青年』で描かれている子供を残せないタイプそのもののようです。別にこの女性が悪いんじゃない。いや、いい悪いの話ではない。ただ、僕は、こういう「難しさ」があることを認識していなかった。結婚できない人は、もっと分かりやすい理由(容姿に自信がないとか)だと思っていた。でも全然そうじゃない(ちなみにこの女性はとってもチャーミングでした)。
思うんだけど、頭で恋愛しすぎてるんじゃないかな。頭がよすぎて、本能をどこかに置き忘れてしまった。健康な人間には本来健康な性欲が備わっているはずで、その性欲を解放することも当然必要です。ちなみに上記の映画では、西暦2500年のアメリカの大統領は黒人のAV男優です(笑)相手の性的魅力にきちんと誘惑される、というのはけっこう大事なことですよ。でも理性が強すぎるとうまくいかないのかもしれない。
少子化が加速度的に進んでいる。
男性の4人に1人、女性の6人に1人は生涯未婚。
もはや「子供はぜいたく品」になった。結婚しないし、したとしても子供を作らない。
結婚率の低下、出生率の低下の原因は何なのか?
日本の政治家「若者の”恋愛力”が低下したため」
そうかな?(笑)
いろんな要因があると思うけど、僕は医者だから、医学的な面から考えたい。
先ほども触れたように、環境要因は当然あると思う。
あと、もちろんワクチンも。
出生数が減少し死産数が増加し、人口減少が止まる気配がみじんもない。
僕はこういう状況に、けっこう危機感を持っています。
これって、自分で言うのも何だけど、おかしいなと思います。だって僕は、40過ぎるまで未婚だったし、もちろん子供もいなかったから。そんな僕が、少子化や人口減少を心配してるって、どの口が言う。「お前もちょっと前まで独身やったやないか!」って誰かにツッコまれないと気が済みません(笑)
でも、今、結婚して子供を持って思うのですが、絶対今のほうが幸せです。独身のとき、自分のことを不幸だなんて思っていなかった。「結婚なんかしたら自由がなくなる。まっぴらごめん」ぐらいに思っていた。思った通りだった。自由がなくなった。家事を手伝ったり赤ちゃんの世話を手伝ったりで、自分の時間がなくなった。ただし、予想外だったのは、それでも幸せだということです。
こればっかりはやってみないと分からない。僕も頭でっかちで、理性一辺倒の人間だった。実際にやってみて初めて分かることがある。
だから僕はみなさんに結婚を勧めています。実際、未接種婚活を主催したことがあるのは以前にお伝えした通りです。
第1回の未接種婚活パーティー。何組のカップルが成立したと思いますか?
アンケートをとったわけではないけど、残念ながら、ゼロです。
「連絡先は交換しました」という報告は複数受けたけど、それで満足してもらっては困る。そこからきちんとお付き合いまで発展させることこそ、僕の目的だから。
僕としては、「数打ちゃ当たる」式に、第2回、第3回と月1ぐらいのペースで未接種婚活パーティーをやりたいのだけど、妻が反対している。「新しい人を次々いれるよりも、この前にやった第1回に集まってくれた人(1期生)の面倒をしっかり見たい」と言う。「あんな夜の飲み会だけではどういう人か分からない。お互い理解するにはもっと時間がかかるから、どこかに一泊とかしてもっと話してもらおう」
僕は「それはやりすぎだ」と異議を唱えた。「みんな中学生じゃないねんから、そこまで俺らが世話を焼くことないって。連絡先交換して、そこからみんな勝手にやっていくって」
でも結局のところ、我が家ではすべての決定権は妻にあるので(笑)、1期生に呼びかけて5月のGWに神戸某所でBBQをすることになった。
僕は「新しいパーティーをガンガン開催すべき」という意見で、妻は「すでに見知ったメンバーで関係性を深めるべき」という意見。この違いはそのまま、男女の恋愛に対するスタンスの違いを反映しているようにも思う。
男は相手が「脈なし」と見れば、すぐあきらめて次に行こうとする。女性は相手をじっくり観察する。最初は内心「ない」と思っていた男に対しても、相手への理解が深まることで「あり」に格上げされることもある(逆もあり得る)。男はこの女心を知らない。実際、BBQの呼びかけに対して、出席率は女性のほうがはるかに高い(だから男性の追加募集をかける必要があるので、また告知を出します)。
年齢の違いもあると思う。20代は生き急いでるから、同じ参加者を再び集めてパーティーをしたって、男女とも集まりが悪いと思う。でもアラフォーは相手をじっくり見たいと思っているから(特に女性)、同じメンバーでの再集合は案外評判がいいのかもしれない。