シェディング(コロナワクチン接種者から何らかの病原物質が出ていて周囲の人がその悪影響を受けること)という現象は歴然とある。毎日臨床現場で、患者からシェディングによる症状を聞かない日はない。もちろん、なかには思い過ごしもあるだろう。不安のあまり、自分の不調を何でもシェディングに結び付けている人も一定数いると思う。しかしほとんどのケースでは、シェディングの悪影響を受けていると考えたほうが筋が通っている。
たとえば、このような訴え。
50代男性
「鍼灸と整体の仕事をしています。自分の体のメンテナンスには日々気を付けていて、人並み以上に健康なつもりです。ところが今年の6月7月頃から、施術後に体調がおかしくなることが増えてきました。『気のせい』というレベルではありません。ひどいときには3、4日寝込んだこともあります。
症状は、疲労感、鼻血、のどの痛み、目のかすみ、関節痛、首痛、手足のしびれ、めまい、耳鳴り、耳痛、腹痛など、様々です。37度台の微熱が続いたり、急な発汗や悪寒が出ることもあります。バイタルをはかると、高血圧(上が165とか)や不整脈、頻脈(125回/分とか)もありました。
ほとんどの場合、ワクチン接種を受けたお客さんからの悪影響ですが、それだけではありません。電車に乗ったときや、歯医者に行ったときに不調を感じたときもあります。定期的に歯のメンテナンスに行っているのですが、歯医者さんがワクチン接種していたんだと思います。歯医者とか、耳鼻科、美容院は、以前のように気楽に行けなくなりました。施術者との距離が近いので、シェディングの悪影響もモロに受けます。
ワクチン接種者の施術をした後、症状はまず、のどの痛みから始まります。その後、倦怠感、微熱、鼻血といった症状が続きます。この前、先生のブログでワクチン接種者から放射線が出ている可能性が指摘されていましたが、あれは確かに説得力を感じます。ただ、接種者からのシェディングは2週間ほどでピークでそれ以降は減少、という指摘については、私は違う印象を持っています。ワクチン接種して2か月ぐらい経過した人のほうが、もっと多くの病原性物質を発散している感じがします。あくまで私の『感じ』であって、測定したり証明できたりするものではありませんが。
仕事柄、自分の不調に対しては、鍼灸や整体的なアプローチで治します。シェディングの不調に対しても、同様にやってみました。鍼をすると、確かに、ほとんど瞬時に、血圧と脈拍が20ほど下がりました。鍼をした後、体の悪い部分に瘀血として青あざができるものですが、肝臓とへそ上8 cmのツボ、中脘穴といいますが、ここにアザができました。恐らく、シェディングで吸収された毒素を、肝臓が解毒しているのではないかと思います。
中脘穴は自律神経のツボです。手足のしびれが生じるのは、シェディングによる自律神経への影響だと思います。
鼻血が出ると言いましたが、だらだらと出血するわけではなく、5ミリ角ぐらいの血の塊が出ます。接種者では凝固系に異常が起きて血栓ができやすいといいますが、シェディングもそのあたりと関連している印象です。
不整脈は非常に激しく、死ぬかと思いました。はっきり、致死性不整脈とでも呼ぶべきものです。心筋炎が起こっているかどうかは分かりませんが、シェディングで人が死ぬことも、大げさではなく、あり得ると思います。
これらは比較的急性に起こる症状です。それから3日ほどして、亜急性と言いますか、また別の症状が出始めます。後頭部や耳の下あたりに痛みが出てきます。単なるコリであれば、鍼をするとすぐにコリも痛みも消えます。しかし、このシェディングによる後頭部痛、耳痛に対して鍼をすると、痛みが治まるどころか、神経の流れに沿って頭頂部まで痛みが広がりました。その後2日間、頭痛、耳痛、耳鳴り、全身倦怠感が出ました。
明らかに異常事態です。こんな経験はしたことがありません。一体何が起こっているんだろう、と考えました。このシェディングという現象、接種者の体から一体何が出ているのか、分かりません。スパイクタンパクかもしれませんし、何らかのウイルスかもしれないし、放射線かもしれません。しかし仮にスパイクタンパクだとすると、私の免疫系は、体内に侵入したスパイクタンパクを耳下のリンパ節に集約させて、他の部位に拡散しないように閉じ込めていたのかもしれません。鍼をしたことは藪蛇で、かえって戦線を拡大することになったようです。
シェディングにより、微熱のような風邪様症状が出ますが、熱はせいぜい37.5度程度まで。しかもすぐに平熱になり、咳や痰は出ません。少なくとも私の場合は、ということですが。
不思議なんですが、明らかにワクチンを打ったはずなのに、まったくシェディングしていない人がいます。プラセボバイアルを引いたラッキーな人だった可能性もありますが、話を聞いてみると、接種後の副反応はしっかり出ていることもあって、どうもプラセボではない。しかし、それにもかかわらず、シェディングしない。不思議です。あくまで私の印象ですが、お酒を飲む人、タバコを吸う人、30歳代以下の若者では、シェディングの影響を感じないことが多いです。
一方、私の身近な人、たとえば仕事の助手の女性も、私と同様、シェディングに極めて敏感です。生理が急に予定外に始まったり、逆に長期間来なかったりしています。
『接種者こそが感染源』という先生の記事を読みましたが、こういう主張に対して、一部のネットメディアがデマだと攻撃しています。とんでもない話です。デマであるはずがありません。私はシェディングで危うく死にそうになりましたから。
体感的には、一度コロナに罹患し、かつ、その後にワクチンを打った人が最も多くシェディングしていると思います。そういう人が、接種後2か月頃に排毒する量は、周囲の人に致命的な影響を与えてもおかしくありません。激しい不整脈と頻脈で。
これは私が鍼をした後に生じた青アザの写真です。ご参考になれば幸いです」
以前にも紹介したが、self-spreading vaccineというアイデアがある。人獣共通感染症を撲滅するために、動物がキャリアになっている感染症について、その動物の一群にワクチンを打つことを考える。しかし、あちこち動き回る動物の全個体、一匹一匹にワクチンを打つことは不可能だ。そこで、self-spreading vaccine(自己拡散型ワクチン)の出番である。全部捕まえるのは無理でも、何匹かを捕まえてワクチン接種すれば、それらが巣穴に戻り、他の個体の免疫系に干渉することができる。
長らく研究が行われてきたが、しかし、結論、『中途半端にワクチンを打ったところで、かえって感染性の高い病原体が拡散するだけのこと』である。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4516275/
「感染予防に無意味なワクチンは、ワクチンを接種していない個体に対して、より重篤な疾患を引き起こす病原体の出現を促進することになる」
これが論文の結論だが、皆さんすでにお分かりのように、これは今、現在進行形で起こっていることである。よかれと思って打つワクチンが、ワクチン未接種個体にとって、別の病気のリスクを高めている。
上記は2015年の論文である。同様の結論を示す研究は他にも複数ある。というか、ファイザー社自身、治験参加者のシェディングのリスクを認識している。
しかしシェディングの悪影響が公に認められることはない。マスメディアも医者も沈黙を続け、ただ、粛々とワクチン接種が推進されている。
1回以上接種者はすでに9900万人を超えた。ほぼ1億人が打ったことになる。
もはやシェディングの悪影響から逃げることはできない。電車に乗れば必ず接種者と乗り合わせることになるし、同居家族のなかにもすでに接種者がいる人が大半だろう。
僕らがすべきことは、まず、危険性を認識することである。シェディングという現象があり得るのだ、と認めること。そして次に、その対策である。
対策は、シェディングとは何か、の解釈と密接に関係している。シェディングが放射線によるものだとすると、放射線対策、たとえばビタミンC、味噌汁の積極的摂取、砂糖の忌避が推奨される。
何が病原物質であれ、抗酸化作用を高めておくことは有益に違いない。たとえば、NAC(Nアセチルシステイン)、グルタチオンについては、シェディングに悩む患者が「確かに効いた」と言っていた。
シェディング対策のつもりで、接種者を変に避けるようなことは控えたい。接種者と未接種者、お互いがお互いのことを「ワクチンを打ったせいで(打ってないせいで)、病気を拡散している」と非難し合っては、分断が進むばかりである。分断は、コロナ騒動の仕掛け人を利するだけのこと。これだけは一番避けたい。