講演会 in 新潟

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先週の土曜日は比較統合医療学会で講演があり、日曜日は新潟で講演があった。あちこちから講演のお声がけをいただき、週末は講演でだいたい埋まる。実にありがたいことだ。ただ、今後はもう少し講演の数を絞っていきたいと思っている。
講演がつらいわけではない。それどころか、やりがいを感じている。平日の僕はPC画面に向かってキーボードをカチャカチャやりながら意見表明をしている。一方週末には、生身の人間を相手に自分の声で意見表明をする。ネット空間上に自分の文章を放り込んだところで、どんなリアクションがあるのか分からないが、講演の場ではお客さんの反応がすぐに分かる。ギャグを言えばちゃんと笑い声が返ってくるし、重いテーマを投げると重い空気が返ってくる。この直接的なやりとりこそ、講演の醍醐味だ。

昔ツイッターをしていた頃、こんなツイートをしたことがある。

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「外は雷鳴がとどろく大嵐だぞ!」というテレビを真に受けて、傘をさしてカッパを着てる。実際にはカンカン照りの快晴なのに。
誰が描いたのか知らないけど、この絵は傑作です。これがコロナ茶番のすべてを表していると思う。
そして、現在の日本の様子がこちら↓

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ついにホンマに部屋のなかで傘をさすようになった、っていう(笑)
コロナが始まって2年ほど経ったわけだけど、茶番に気付くどころか、愚民化に磨きがかかってる(笑)

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ノーベル賞受賞者のリュック・モンタニエ博士の言葉。
「ワクチンを打ったら終わり。希望はない。できることはせいぜい、火葬場の準備をしておくことぐらいである」
やりきれない話だけど、これに続く話として、

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葬儀場がワクチン接種会場に。
いや確かに、亡くなったらすぐ葬式に移行できるけどさ(笑)露骨すぎるでしょ(笑)

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接種会場には救急部隊が待機してるし。整いすぎてて何か嫌だよ(笑)

あと、感染対策も重要です。

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授業参観に来られるご父兄は、当然教室には入らないでください。あなた方、感染源なんですから。教室の上からのぞき見でお願いします。

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コロナ禍では流しそうめんは食べ物ではありません。「見るもの」になりました。

音楽の授業。歌を歌うなんてもっての他ですよ。感染したらどうするんですか。

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当然、心の中で黙唱です。ぎり、ハミングまではオッケーとしましょう。

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どうしても歌いたいのなら、このコスチュームなら許可します。
どこかの差別集団みたいな格好ですって?そういう批判は受け付けません。

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運動会は時短でさっさと切り上げましょう。声を出して応援なんてもってのほかですよ。「頑張れ」と書いた紙を黙って高く掲げなさい。それで充分盛り上がりますから。

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徒競走は1レーンあけてくださいね。密を避けてね。
リレーのバトンは当然2メートル。走者と走者が近づいて感染したらどうするんですか。
玉入れは1人4個まで。投げきったら終了。正確に狙いすまして投げましょう。
障害物競走は、障害を越えるたびに手指消毒。外の世界はウイルスまみれですから、こまめにアルコール消毒しなさい。

こういうスライドを紹介すると、みんなの笑いで会場の温度が1℃上がります(笑)でも笑いが起こるのは、お客さんが覚醒しているからこそ、です。コロナ脳は僕の講演を見ても笑えない。

もちろん、講演は笑いだけではない。そんなにたくさんネタがあるわけではないので(笑)ワクチンの副作用など深刻なテーマについて話すと、やはり会場の空気も深刻になる。
たとえば、最近ワクチン接種者に癌が急増している。

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接種前後で、キラーT細胞、CD8陽性細胞が減少している。これは、癌に対する免疫が低下していることを示唆している。そこでHHV6型など発癌に関与するウイルスが活性化する。

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あるいは別の機序として、ワクチン接種により体内で産生されたスパイクタンパクがDNA修復蛋白(BRCA1と53BP1)を阻害し、その結果発癌に至る、という経緯もあれば、ワクチン接種によってTLR(Toll様受容体;癌免疫に関与)のリガンドに対する反応が低下し癌が生じる、という経緯もある。
いずれにせよ、多くの研究がコロナワクチン接種による癌の増加を警告している。

暗い話題で締めくくって、講演終了、とはしたくない。後半には少しでも希望のある話を持って来たい。コロナ対策、ワクチン接種後の副作用への対策を後半に紹介する。
たとえば、意外なところではタバコ。
タバコに含まれる成分がコロナウイルス感染を抑制するという衝撃の研究がある。

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広島大学の研究者が、タバコに含まれるある種の成分が芳香族炭化水素受容体を活性化し、その結果、細胞表面のACE2受容体の発現量が減少することを発見した。
コロナウイルスはその表面のスパイクタンパクの突起部分をACE2受容体に引っかけて細胞内に侵入する。つまり、ACE2受容体の発現量が少ないことは、感染に対して抑制的に作用するわけだ。

本当のようなことが嘘で、嘘のようなことが本当であるのがコロナ禍である。「タバコによってコロナ感染が抑制」というニュースも、「嘘のような本当の話」に分類されるだろう。
しかし僕はこの研究を初めて見たとき、自慢じゃないけど「当然のことだ」と思った。
タバコの有用性については、過去のブログで何度か言及してきた。たとえばこういう記事。
https://clnakamura.com/blog/1162/
コホート研究をすると、喫煙者にパーキンソン病が少ないとか、潰瘍性大腸炎が少ないとか、「タバコは百害あって一利なし」と切って捨てたい研究者の予断と真逆の結果が次々と出てくるものだから、医者たちは当惑してしまった。
なるほど確かに、喫煙者では肺癌や咽頭癌などの発生率が上がるが、太古の昔からタバコの葉を吸っていたネイティブアメリカンに肺癌や咽頭癌が多発していたかというと、全然そんな事実はない。つまり、元来、ナス科タバコ属の植物には発癌性はない
タバコが有害なのは、タバコ自体の性質ではなく、製品化されたタバコに使用される添加物(保存料、助燃材、香料など)によるものだ。
だから僕は、喫煙者に対して禁煙指導することはほとんどない。吸っている銘柄を聞き、「アイコスはやめたほうがいい」とか「もっと添加物の少ないタバコのほうがいい」と助言することはある。でも喫煙自体を否定することは基本的にしない。
かといって、上記の研究を真に受けて、あえてタバコを吸い始める必要もないからね(笑)

新潟には講演の前日、土曜日の夜に飛行機で到着した。ホテルにチェックインし、さて、どこかで晩御飯を食べようと思って、新潟駅の周辺を散策した。
新潟といえば米どころで、酒がうまいに決まっている。また、海が近いから、魚介類も新鮮だろう。酒と魚がうまい店がいいなと思って飲み屋街を歩いていたところ、店の少なさではなく、店の多さに困ってしまった。おいしそうな店が多すぎるのである。
あまり考えても仕方ないので、適当にある店に入ったら、大当たり。すばらしい店だった。30代の若い大将が最近開業したという店で、刺身も焼き物もどれもおいしかった。何より、大将のトークが楽しかった。
いい店を引き当てる“店運”って、旅行を楽しむときにすごく大事だよね。

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講演は、こういう具合に、楽しい。講演を終えた後には必ず「オファーを受けてよかった」と思うし、行った土地のことを好きになる。これは経験上、100%そうなる。それでも、それにもかかわらず、講演は今後あまり引き受けないようにしたい。講演どころか、現在週5日の勤務日を、週4日にしようかと考えている。考えているというか、来週からそうなります。これまでの日曜、木曜に加えて、月曜日も休診になります
予約がとれないほど多くの患者に来院いただくのはありがたいことではあるけど、もう少し入り口を絞って、丁寧な診察がしたい。忙殺されては診察の質が下がってしまう。それは医者、患者、双方にとって好ましくない。
また、自分の時間を作って自分の勉強がしたいし、ロン(うちの犬)を含め家族サービスに時間をとりたい。
結局のところ、自分の時間が欲しいんですね。

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